鳩ノ巣原理
数学ネタです。99%の人にはつまんないと思います。
さて、
n個の箱にn+1羽の鳥が入ると、少なくとも1つの箱には2羽以上の鳥が入る.
これを鳩ノ巣原理、あるいはディリクレの原理といいます。例えば、4個の箱に5羽の鳥が入ろうとすると、少なくとも1つの箱には2羽以上の鳥が入ることになりますよね。
そう、こんなん当たり前のことです(だから「原理」なわけです)。
ところが、数学においてはこういった当たり前のことが絶大な威力を発揮することがしばしばあるのです。
1つ有名な問題を見てみましょう。
単位円周上に異なる7個の点を取ると、互いの距離が1未満の2点が少なくとも1組存在することを示せ.
図形の問題として処理できなくもないですが、鳩ノ巣原理を用いれば鮮やかに解くことができます。
解
円周を6つの円弧に等分する.
鳩ノ巣原理により、少なくとも1つの円弧上には2個以上の点が存在する.
同じ円弧上の2点の最長距離は明らかに1未満であるから、それらの点の距離も1未満であることが言える. Q.E.D
うーむ、鮮やか。なんか、こういう特別な知識がいらない問題ってイイですよね。
・・・(;´ー`)ソウデモナイ?
ただこの鳩ノ巣原理、内容そのものは単純明快ですが、実際に証明問題で使うとなると、何が「鳩ノ巣」で何が「鳩」なのか見つけるのが結構難しいです。
最後にもいっちょ。まあ考えてみてください。
あるパーティで、参加者に知り合いの数(パーティ内での)を尋ねる.このとき、知り合いの数が同じであるような2人が必ず存在することを示せ.
私と同じ学科の人は、I田先生の応用数学演習のレポートで見たはずです。こういうことだったんですね。
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